2004-09-23

臨床心理学ばっかり

 臨床心理学が流行である。臨床心理士になるための指定大学院は、どこも大変な高倍率である。臨床心理士になっても、多くの人たちが常勤の仕事からはあぶれるのにね。それを皆様理解しているだろうか。
 心理臨床家は確かに必要であると思うけれど、それほど大量には必要にならないのが現状でしょう。仕事として目指すという「実利的」な感覚では、なかなか臨床心理士になる動機づけは維持できないだろうし。

2004-09-09

If the Universe is Teeming with Aliens... WHERE IS EVERYBODY?

 邦訳は,なぜかこういうタイトルになっている.
 「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由 フェルミのパラドックス」
 本を売るためには,よくこういう改題がされるが,原著・原語のいわんとしているニュアンスを正しく伝えていないこともある.この本はどうか.これから読んでみる.

2004-09-06

Ashkenazy

 Ashkenazyはかつての旧ソ連を代表するピアニストであった.現在は確かアイスランド籍をもっているのだったか.チャイコフスキーコンクールは,ソ連が国威高揚を狙ったコンクールだったが.アメリカ人が第一回の優勝者だったため,第二回に,Ashkenazyは優勝できなかったら深刻な結果になると,脅された.
 チャイコフスキーのピアノ協奏曲を彼のピアノとマゼルの指揮で録音したのがあるが,あれはよかった. 

2004-09-05

ストレスとコーピングだなんて

 ストレスに対するコーピング(対処行動)が、人間においてはストレスに対する諸反応を決定づける重要な変数だという説を知り、動物の対処行動のレパートリーの種類を分類して、動物のストレス反応の様子を見ようとしたことがあった。しかしこんなことはことごとく失敗に終わったのだった。だいたい、動物実験でどれだけそのようなことが再現できるのかの見込みの読み違いも多分にあったのだ。

2004-09-03

HANDBOOK OF Psychological Reserch on the Rat

 読み直し。1950年に出版のこの本は、ラットを使って心理学的研究をするための手引書である。50年以上経った今でも十分に参考になる。なかでも “general activity” の章は、かなり参考にしている。
 この本が出版された昭和25年という時代を思えば、アメリカの国力を思う。

朝顔咲かぬ

 朝顔が咲かないのはどうしてだろうか。今年は近所の朝顔にもほとんど花がないようにおもう。
 暑すぎたからか?短日化すると花芽が育つときいたことがあるが、今年の暑さのせいで何か調節が狂ってしまったのだろうか。もう九月だというのに。